しっくい(漆喰)「城かべ」としっくい(漆喰)セラミック「Limix(ライミックス)」の田川産業株式会社



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大阪城平成大改修
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■ 大阪城 平成の大改修 ■


現在の大阪城は、1931年(昭和6年)に㈱大林組の施工により再建されたものです。
大改修は平成7年から9年にかけて、64年振りに行われました。改修は大がかりなもので、外壁の改修に当社が関わることになりました。


当初、外壁は前回同様の白セメントの予定でしたが、
㈱大林組が当社「城かべほんねり」によって仕上げられた熊本城を視察し、その外壁の良好な状態を確認したことで、漆喰による仕上げという案が浮上してきました。

その時から㈱大林組技術研究所に様々な資料を提供し、検討が進みました。そして、平成8年の1月に、大阪城の塀の一角を用いて、樹脂モルタル系の他の材料と共に試験施工が行われました。採否の決定は、「次回まで100年くらいはもってくれなければ困る」という厳しいものでした。

当社が最終的に提案したのは、
①炊き糊と油の効いた「城かべほんねり」に骨材を加えて中塗りをする。
②追っかけで「古代漆喰外装用」を仕上げ塗りする。

というものでした。

試験施工は無事に終了し、2000時間のウェザオメーター試験と5ヶ月の観察期間が過ぎましたが、その全ての結果が漆喰の十分な耐久性を示すものでした。

工事は平成8年7月より平成9年2月までの期間でほぼ完了し、その間のトラブルは皆無でした。
これは施工を請け負った左官工事業の㈱イスルギの方々の技量の確かさに負うところでしょう。

大阪城
平成の大改修 施工データ
設計管理:
(財)大阪市建築技術協会
(財)大阪市建築技術協会
(株)東畑建築事務所
施      工:
(株)大林組
外壁改修:
大阪工業(株)
左官工事:
(株)イスルギ
規模構造:
SRC造地上8階建て
使用材料:
城かべほんねり(骨材添加)
古代漆喰外装用

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● 改修前から完成までの施工工程ご紹介 ● ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


改修前の大阪城

1.改修前の大阪城

積年の大気汚染により、黒ずんでいる城壁。


中塗り

2.中塗り

「城かべほんねり」で中塗り

たる木や格子の美しい直線や平面が形作られていく。


上塗り

3.上塗り

追っかけで「古代漆喰外装用」による上塗り

磨きにより表面を密にするほど汚れも付き難くなる。



4.完成後

漆喰の美しさの典型。

たる木と格子の重厚な重なりが圧巻である。



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