しっくい(漆喰)「城かべ」としっくい(漆喰)セラミック「Limix(ライミックス)」の田川産業株式会社



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■ 漆喰の歴史 ■

遥か5000年の歴史を超えて

  「漆喰(しっくい)」とは、消石灰を結合剤とする塗り壁またはモルタルのことで、その歴史ははるか5000年を遡ります。

エジプトのピラミッド、ローマの都、そして万里の長城を組積するとき、モルタルとして使われてきたものも漆喰でした。古代ギリシアの時代からローマ、ルネッサンス、そして近代ヨーロッパへと脈々と継承されてきたフレスコ絵画の伝統も、漆喰の材料と施工技術のエッセンスといえます。

  漆喰という言い方は、中国広東省で石灰のことを「Suk-wui」と呼ぶといい、江戸時代に使い始めたといわれています。

  日本においても、築城ブームの到来と共に、海草糊を使用する独特の工法が開発され、耐火性、耐候性にすぐれた仕上げ材として、日本の建築文化を長い間支えてきました。

  明治維新の後も、煉瓦造や木摺りの上に何層も塗り重ねる本漆喰の工法として、洋館造りの内外装に使用されました。



沼津御用邸 



漆喰塗り仕上げ
撫で切り 砂漆喰
撫でもの パラリ仕上げ / 漆喰撫でもの仕上げ / 藁漆喰
押さえもの 漆喰仕上げ / 色漆喰 / 油漆喰
磨き 漆喰本磨き / 黒漆喰磨き / フレスコ磨き / イタリア磨き
あらしもの 引摺り仕上げ / ラオ引き仕上げ / えぼし
きわもの 錆漆喰 / 葉行 / フレスコ画 / 面白 ・ 面黒
やくもの なまこ壁・鎧壁 / 漆喰彫刻・鏝絵 / イリチ壁・影盛 / 土蔵観音扉 / 屋根漆喰



地方の漆喰
・土佐漆喰 高知地方で古くから用いられた、糊剤を用いない漆喰で、腐った稲わらで漆喰の粘りを出している。耐水性がよいので外部に使用されました。
・南蛮漆喰 糊の濃い漆喰で、瓦ふき屋根の瓦の重ねに防水を目的に塗り重ねに用いる。油すさが古くは用いられました。
・天川漆喰 長崎地方でおこなわれているタタキの一種、安山岩の風化した土に消石灰を混ぜてタタキあげたものです。
・糖蜜漆喰 台湾でおこなわれているもので、消石灰に糖蜜や粘土を混ぜたものです。
・ムチ漆喰 沖縄地方の漆喰、珊瑚を焼成して作った消石灰を原料としています。
・半田 漆喰と粘土を混合したもの、漆喰下塗りに使用します。


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